色備前 菊慈童 人形
(江戸時代後期 19世紀前半) 商品番号 3358 高さ 約28.5cm/横幅 約21.5cm/奥行 約17cm 経年の汚れや着彩の剥げ、右手の菊の花が欠損していますが、特筆すべき大きな割れや欠けはありません。状態は写真でご確認ください。 菊慈童は中国の周の穆(ぼく)王に使えていた少年です。穆王の枕をまたいだ罪に問われ、流された先で仏の功徳を菊の葉に書き写したところ、その葉に降りた露が不老不死の薬となったという伝説を持っています。「菊慈童」の伝説は能や歌舞伎、長唄の題材となり、人気を博しました。本品は江戸時代後期に作られた色備前の菊慈童。 色備前は備前焼の上に色を着けた作品です。9月9日は「重陽の節句」、人形の手に菊を持たせて飾ると季節感が出るでしょう。 | ||
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