須恵器 取っ手付コップ
(6世紀 古墳時代) 商品番号 3355
口径 約10cm/高さ 約8.5cm 口辺に約1cmの欠けがあり、4cm程度の薄いニュウが数本ありますが、総じて良い状態です。状態は写真でご確認ください。 須恵器は4世紀頃、朝鮮半島で製作が始まった硬質陶器(b器)です。耐水性があるので祭器、食器として使用され、日本には4世紀後半に伝来、5世紀中頃に国内での生産も始まりました。本品は須恵器の取っ手付コップ。中国北方、ステップロードから朝鮮半島に移住した騎馬民族が馬乳酒や羊乳酒などを飲むために製作したコップです。日本列島には5世紀初頭、馬の輸入と同時にもたらされました。出土地は不明ですがエッジが緩いので日本列島で作られた須恵器でしょう。落としを入れると花器としても使用できます。 | ||
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