筑後一ノ瀬焼 染付 鳥ぶどう文 徳利
(江戸時代後期 19世紀前半) 商品番号 3235
高さ 約14.5cm/胴径 約9.3cm 窯傷や首から肩にかけて約2.5cmのカンニュウが1本ありますが、総じて良い状態です。状態は写真でご確認ください。 筑後一ノ瀬焼(朝田焼)は文化年間(1804年〜1818年)、福岡県うきは市浮羽町朝田一の瀬地区に開かれた窯です。有田地方から陶工を招き、天草陶石を使用、太田窯時代に日用磁器を生産しました。本品は染付の鳥ぶどう文徳利。備後(広島県東部)の鞆の浦の名産・保命酒を入れる容器のために製作された徳利だと考えられます。当時、保命酒は滋養供給の薬味酒として重宝されていました。絵付けを見ると波佐見焼や松ケ谷焼のような絵付けが施されているので、有田地方から来た陶工が製作した徳利だと想定できます。くらわんかの徳利ともいえる味わいがあります。日本酒器としてお楽しみください。 | ||
首から肩にかけて約2.5cmのカンニュウがあります |