木原 江永焼 刷毛目 茶碗
(江戸時代中期 18世紀後半)

商品番号 2577
ご売約、ありがとうございました

口径 約12.5cm/高さ 約7.7cm/高台径 約5.5cm
保存箱付き

良い状態です。状態は写真でご確認ください。

江永焼は江戸時代前期、寛永20年(1643年)頃、長崎県佐世保市に開かれた窯です。三河内焼(藩窯)、木原窯と共に平戸三窯と呼ばれ、陶磁器生産に置いて藩の殖産を請負いました。本品は18世紀半ばに作られた刷毛目茶碗。波状の刷毛目は仏教の七宝の一つシャコガイ、見込みの枝状はサンゴを表わしています。現川焼の作に似ているので、1749年に廃窯した現川焼の職人が木原(長崎県佐世保市木原町)に帰って作った作品ではないかと推測しています。いずれにせよ、献上唐津、現川焼を連想させる上品な作品です。普段使いの茶碗としてお楽しみください。










参考写真「平凡社 日本やきもの集成 九州T」


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