伊万里焼 色絵 南蛮船 鉢
(江戸時代後期 19世紀中頃)

商品番号 2504
ご売約、ありがとうございました

口径 約18.5cm/高さ 約8cm/高台径 約8cm
共箱付

金彩にスレがありますが完品です。状態は写真でご確認ください。

18世紀後半、田沼意次が老中だった時代、杉田玄白や平賀源内が活躍し、蘭学が盛んになります。この時代、有田では南蛮人をデザインした食器を製作しました。当時の日本人は南蛮人が富をもたらしてくれる七福人のような存在だと考えていたという話も残っています。本品は1853年(嘉永6年)、ペリー来航後に作られた色絵南蛮船の鉢。同時期に製作された染付南作品には「大美国(アメリカ)」の文字が入っていますが、本品は色絵でデザインしたので文字を省いたと思われます。同じデザインの染付作品は何度か扱いましたが、色絵作品は初めてです。内外に丁寧な丸紋と唐草模様が施された美しい作品。鑑賞にも耐えうる食器です。







参考写真
染付作品には「大美国(アメリカ)」の文字が記されています

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