砥部焼 北川毛窯 染付 菊文 徳利
(江戸時代中期 18世紀後半)

商品番号 2491
ご売約、ありがとうございました

高さ 約24cm/胴径 約13.5cm
口径 約3.7cm/高台径 約7.5cm

割れや欠けはありませんが、下部にカンニュウが入り経年による染みがあります。状態は写真でご確認ください。

砥部焼は1750年頃に愛媛県伊予郡砥部町に開かれた窯です。 18世紀後半、磁器焼成に成功、有田と並ぶ一大磁器生産地となりました。本品は砥部焼で磁器が焼成され始めた18世紀後半に作られた菊文徳利。高台を見ると鉄分を含んだ茶色の土、地肌がまだ白磁ではないので北川毛窯の染付作品であることがわかります。油徳利として使用されていたようで下部に油シミが出て、それが景色となっています。使用によって偶然が作り出した作品。波佐見焼のくらわんかを徳利にしたような味わいがあります。同時にもう1本砥部焼の染付徳利を出品していますが、2作品の違いを比べると面白いと思います。飾ると部屋の深まりゆく秋の空気を感じることができるでしょう。インテリアとしてお楽しみください。






参考写真
「平凡社 日本やきもの集成10 四国」


上へ戻る     閉じる