長与焼 染付 狆・印章文 鉢
(長崎 江戸時代後期 19世紀前半)

商品番号 2471
送料込み 12,000円

口径 約22.3cm/高さ 約12.3cm/高台径 約11cm

窯傷はありますが完品です。状態は写真でご確認ください。

長与焼は長崎県にあった大村藩が1680年代に西彼杵郡長与に開かせた窯です。1780年代になると磁器窯となり有名な長与三彩を生産しました。本品は弘化2年(1845年操業、1859年廃窯)に再再興された第三操業期(小規模経営で亀山焼に似た作品を作っていました)に作られたと考えられる染付鉢。当時、長崎は珍しい外国犬(狆)の輸出入貿易を行う港でした。奈良時代に中国から輸入された狆の子孫たちは、オランダ経由でヨーロッパに入り人気を博したそうです。そのような状況を見て、長与焼の陶工が本作を作ったのでしょう。印章文も貿易を象徴するデザイン。当時の国際貿易港だった長崎県ならではの作品。観賞用、食器としてお楽しみください。





参考写真
「平凡社 日本やきもの集成 11 九州T」


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