伊万里焼 青木兄弟商会製
染付 柳つばめ文 八寸洋皿 5枚

「大日本肥前 有田青木製」銘

(明治時代 19世紀後半)

商品番号 2362
ご売約、ありがとうございました

口径 約24.5cm/高さ 約3cm/高台径 約15.5cm

完品ですが、1枚の口辺に約1cmの窯傷、全ての底が若干盛り上がり、がたつきがあります。状態は写真でご確認ください。

明治時代に入ると文明開化が進み、日本各地で洋食が食べられるようになりました。それに伴い陶器会社は和風の洋食器の生産を始めます。多くの洋食器は輸出用で欧米向けのデザインが施されましたが、その中に和風柄を採用した作品も生まれました。本品を製作した青木兄弟商会は17世紀から歴史に名を残す古窯ですが、明治14年に共同窯から権利を買い取り、会社を設立。国内外の日常品から貿易用の美術品まで手広く手掛け、昭和32年まで個性的な作品を製作しました。日本人が洋食を食べ始めた時期の貴重な作品です。このような食器に出会うと、明治時代の文明開化、食文化の様子を伺うことができます。洋食を盛る普段使いの洋食器としてお楽しみください。


















↑約1cmの窯傷があります


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