陶彫 鬼面仏心「鬼の寒念仏」
(昭和初期 20世紀前半)

商品番号 2250
ご売約、ありがとうございました

鬼傭高さ 約24cm/横幅 約11cm/奥行 約9cm
掛軸 縦横 168cm×16.5cm/本紙 縦横 約128cm×14cm
手紙、共箱付

表装に虫食い、箱に経年の傷みがありますが鬼の傭は良い状態です。状態は写真でご確認ください。

大津絵は江戸時代の京土産として大津周辺で売られていた土産絵です。鬼仏(雷様、大黒天)や日吉神社の猿、なまずなど庶民的な画風で人気がありました。本品は栄泉堂が昭和4年に「大津の鬼の寒念仏」を彫像した陶芸作品。土を見ると京の楽焼周辺で焼かれたと推測できます。箱の蓋裏に「栄泉堂 百之内七十弐 寄進」とあり、この作品に関する軸と手紙が添えられています。きっと風流を理解していた趣味人が持っていたものでしょう。造形的にも出来の良い作品です。厄除けに掛け軸と一緒に飾ると面白いと思います。

参考写真 江戸時代 大津絵






    


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