李朝 御本手 鉢
(李朝時代中期 17世紀後半)

商品番号 2079
ご売約、ありがとうございました

口径 約17.5cm〜18cm/高さ 約10cm/高台径 約6.5cm

欠けや補修はありませんが、見込みに窯傷、口径から約1cm程度の薄いニュウが2本あります。状態は写真でご確認ください。

御本手は日本人が李氏朝鮮に注文して作ってもらった焼物です。灰色の肌に枇杷色の斑点が出る特徴があります。本品は李朝中期に作られた見込みに御本の出た鉢。手取りが軽いので、当時の高級品でしょう。外側は枇杷色と薄水色が景色となった情緒のある作品。秋の夕暮れというよりも、靄の掛かった春の夕暮れの風情が表現されたような感があります。竹の節高台や見込みの目跡も味わいの一つになっています。日本の萩焼はこのような作品を模して作られたのでしょう。菓子器の他、食器としてお楽しみください。



















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