倣鈞窯 辰砂釉 鉢
(清時代後期 20世紀前半)

商品番号 2078
送料込み 12,000円

口径 約16.3cm/高さ 約7.8cm/高台径 約4cm

完品ですが、高台内の見込みに硬化したパティーナが付着しています。状態は写真でご確認ください。

鈞窯は北宋から元時代にかけて焼かれた陶磁窯です。鈞窯のあった禹県は明代に鈞州と呼ばれていたので、この名称がつけられました。 鈞窯では澱青釉と辰砂釉の2種類が代表的な釉薬です。本品は20世紀初頭、欧米の古美術家が中国の古美術品に注目した時代に作られた辰砂釉の鉢。宋代の鈞窯を真似て作られているのですが、本品が作られて100年が経っており、模倣品も古美術に域に入ってきています。西洋と東洋が出会った時代の雰囲気のある作品です。観賞用の他、実際に使うこともできる美しい作品です。
















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