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染付の季節
[2025/04/26]
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4月下旬になって夏日が増えました。4月下旬なのにこの暑さ。春は一体、どこに行ったのでしょう。毎年、仙遊洞では今頃から染付作品、ガラスを多めに出品します。冬は色絵の器、漆器ですが、夏の食器は染付と器。涼感がある青い染付はこれからの季節、使用頻度が増えそうです。
(左)口径 約15.9cm/高さ 約3.5cm |
直しのある李朝白磁茶碗
[2025/04/19]
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写真は李朝白磁の茶碗2点。どちらも直しがある作品です。仙遊洞のブログでは度々、現代アートと古美術の共通点について解説してきました。今回、登場するのはイタリアの画家ルーチョ・フォンタナの作品。李朝の茶碗とフォンタナの作品を比較すると一目で両作品の共通点を感じることができるでしょう。違いは李朝作品は偶然が作品を作り出していますが、フォンタナは意図的にキャンバスにキズを入れているところ。無作為か作為的かの違いです。フォンタナの作品が発表された時代、米ソは宇宙に向けてロケットをたくさん打ち上げていました。人間が成層圏を突き破り、宇宙に飛び出したことは人間の空間概念を大きく変化させました。テリトリーからの逸脱が人間の意識に変化を与えたのです。
(左)口径 約15.5cm/高さ 約7.3cm 購入をご希望の方はこちらから
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チューリップ畑と立山
[2025/04/12]
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東京では花見も終わり、桜の枝には新緑が芽生えています。桜の開花から新緑の芽吹きまで2週間。あっという間に季節が変わった感じがします。
ピクチャーサイズ 縦横 約31cm×21cm |
桜に鶯
[2025/04/05]
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先週に続き、桜の軸を出品します。今週の軸は今井景樹の「桜花小禽」図。桜に鶯というちょっと変わった作品です。鶯は梅と組み合わせるのが一般的。桜に鶯が描かれた作品はあまり見かけません。しかし、古今和歌集を見ると、「花の散ることやわびしき春霞竜田の山の鶯の声」などの句があります。桜の時期が去り侘しい気持ちになったという歌です。満開の桜ではなく、桜が散る時期を歌う日本人の感性は繊細ですね。
本紙サイズ 縦横 110cm×21cm プレートの購入をご希望の方はこちらから |