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ミクロとマクロの絵付け
[2024/08/25]
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最近、夜、路地で虫が鳴いています。猛暑が続いていますが、虫の声を聞くと夏のピークが過ぎたことを感じます。写真の伊万里焼の向付は「かまきりと葉」。草むらや虫のいる小さな世界をデザインするのは日本的な感性です。向付を見ていると、草むらの小さな世界を感じることができます。大正李朝の徳利には蝶をねらうとかげが貼り付けされています。これはジャポネズム、アールヌーボーの影響を受けて作られた作品です。
掛軸の購入をご希望の方はこちらから https://news.livedoor.com/article/image_detail/12837357/?img_id=12440472 |
伊万里焼 染付色絵 吉原花魁図 大皿
[2024/08/18]
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ここ数か月のブログを読み返すと、1980年代の話題が多いことに気づきました。大学時代の話が多いはあの頃が一番、多感だったからでしょう。あれから40年経ち、自分は成長したと思いたいのですが、感性はあの時のまま。むしろ身体と共に感性も退化している感じがします。一方で古美術商のキャリアは積み重なり、自分の成長を感じることができます。 口径 約46.5cm/高さ 約6.5cm 購入をご希望の方はこちらから |
北陸の陶器
[2024/08/11]
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大いに盛り上がったパリオリンピックが閉幕します。東京とパリでは8時間の時差があるのでスポーツ観戦で寝不足になった方も多かったと思います。それでも日本選手団の活躍もあって楽しい3週間でした。
越中瀬戸徳利の高さ 約29cm/胴径 約16.5cm
越中瀬戸徳利 御売約、ありがとうございました
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47488140Y9A710C1962M00/ |
扇は日本人の発明品
[2024/08/04]
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8月に入って猛暑日が続きます。連日、パリオリンピックの話題で持ち切り。8月7日には夏の高校野球全国大会も始まるので、今夏はスポーツ観戦の夏になりそうです。オリンピックの放送で大勢の日本人観客が扇を持っている姿が映ります。暑い夏には麦わら帽子、扇(うちわ)、かち割り氷の3点セットが必須。そこで今回、扇のデザインのある作品を出品しました。写真は伊万里焼、能佐山焼の扇がデザインされた磁器。エアコンのなかった江戸時代、扇は夏に涼を取るためのアイテムでした。昔は現在のように猛暑ではなかったので扇、打ち水、手拭いがあれば夏を過ごせたようです。
能佐山焼そば猪口の口径 約8.2cm/高さ 約5.7cm 購入をご希望の方はこちらから https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000151407 |