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益子焼 引っ掻き文 飴釉小壺
[2024/03/31]
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先週の前半は雨が多かったのですが後半は一転、温かい晴れの日が続き、やっと春らしくなりました。金曜日には桜も開花して週末はみんな花見気分です。 高さ 約12.5cm/胴径 約11.5cm
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備前焼 面取り茶入れ
[2024/03/24]
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面取りの作品といえば李朝の飴釉壺が有名です。李朝の陶工は気分によって箆で土を削ったようで、面の数も幅もまちまち、気分によって作品を作る陶工の大らかさを感じます。隣国では面取り作品が流行しましたが、日本で織部のような歪んだ作品はあっても面取り作品は一部を除いてあまり見かけません。個人的には江戸時代、武士が刀を重んじたため、土を切る面取りは好まれなかったのではないかと考えています。 高さ 約39cm/胴径 約34cm
参考写真 |
木彫 地蔵菩薩
[2024/03/17]
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ここのところ冬と春の区別のつかないぐずついた天候が続いています。平安時代の女流作家、清少納言は「春はあけぼの」と書いていますが、まだ朝は寒いので「春はあけぼの」を楽しむには早いようです。早く春にならないかな〜。 高さ 約12.7cm/横幅 約3.3cm 御売約、ありがとうございました
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李朝のぐい呑みと壺屋焼の徳利
[2024/03/10]
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モンドリアン「灰色の木」1912年
ボテロ「洋梨」1976年
古美術品を扱っていると時々、現代美術に似た感覚を持つ作品に出合います。そのような時はいつも「現代美術の作品は高価だけど、同じ感覚を古美術品ではリーズナブルな価格で楽しむことができる」と感じます。社会的な作品価値は大きく離れていても、人の創作物に宿る美意識は似たり寄ったり。哲学者ハイデッカーの「芸術作品の始まり」などを読むと、美術品と道具の違いについて語られていますが、社会性よりも個人的な価値観が優先されるIT時代においては対象よりも個人の内面的な美が優先されるようです。
李朝ぐい呑みの口径 約7cm/高さ 約4.5cm 御売約、ありがとうございました |
ストーンウェア ドイツ古城 取っ手付き蓋物
[2024/03/03]
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2週間前、経済ニュースで「ドル建ての名目GDPで日本はドイツに抜かれ、世界4位に転落した」というニュースが放送されました。ドル換算で日本は4兆2106億ドル、ドイツは4兆4561億ドルで、日本がドイツの経済規模を下回るのはおよそ半世紀ぶりです。一方で3月1日の東京株式市場は終値は3万9110円、バブル期後の最高値を更新しました。4半期のGDPが2期連続でマイナスなのに株価が上昇、日本は新NISAを含めて投資ブーム、投資家と庶民の感覚は大きく離れているようです。 高さ 約33.5cm/横幅 約32.5cm 御売約、ありがとうございました |