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丸儀太郎 春寒
[2020/12/27]
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お正月に飾る軸がないかと在庫棚を探していて、本軸を見つけました。この軸は以前購入したもので忘れていたのですが、箱から出して開いて、「こんな軸があったのだ」とびっくり! それがクリスマスイブの日だったので、プレゼントをもらったような嬉しい気分になりました。かわいいでしょう。 軸サイズ 縦横 204cm×45.5cm 御売約、ありがとうございました |
伊万里焼 錦手 鶴亀文 三つ組鉢
[2020/12/20]
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毎週、コロナ感染者数が増えています。このままでは、来年早々、東京都の感染者が1,000人を超えるのは時間の問題だと思います。いくら、政府が笛を吹こうとも庶民はどこ吹く風。寒さが身に染みる師走です。 気分が晴れやかになるような古美術品はないかなと探していたら、この錦手の鉢を見つけました。この三つ組の鉢、思い返すとこれは3年前に購入した物です。当時はインバウンド消費で景気が良く、東京オリンピックへの期待も重なり明るい雰囲気が漂っていました。当時は明るい雰囲気が当たり前だったので、購入後もそのままにしておいたのですが、現在のような状況下で本作を見ると「華やかなので、気分が晴れるな〜」と感じます。地味なクリスマスやお正月にこのような作品を使うと一層、気持ちが穏やかになりそうです。同じ作品でも、自分の状態や時代状況によって見え方が変わるのは面白いですね。 大:口径 約24.5cm/高さ 約11cm 商品の購入をご希望の方はこちらから |
木彫 薬師如来像
[2020/12/13]
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12月に入って、新型コロナウイルスの感染者が増大しています。寒さと乾燥が感染者増加の理由だと考えられます。テレビのニュースを見ていると、今年の大みそかは全国の寺院も除夜の鐘のイベントを中止するとか。厄払いに行って、感染したら洒落になりませんよね。皆様、年末年始、十分に注意してください。写真の仏像は、木彫の薬師如来。先週、コロナ退治で鍾馗様と虎の竹根作品を出品しました。今週は薬師如来を出品して、コロナ禍対策に思いを馳せています。本仏像は廃仏毀釈にあったのか、手が後補されています。江戸から明治に世の中が移り変わる時代、日本にコレラが流入して大騒ぎになりました。スペイン風邪の時もそうですが、感染症が流行すると時代や社会が変わるようです。スペイン風邪が流行した後、エネルギーの供給減が石炭から石油へ変わります。今回は石油から自然エネルギーへ、時代は大きく変化しそうです。人々が騒いでも、薬師如来像は静かに微笑んでいます。来年はワクチン接種によってコロナ禍が収まるとよいですね。 高さ 約27cm/横幅 約8cm 御売約、ありがとうございました |
竹根 虎に乗る鐘馗像
[2020/12/06]
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今月に入っても、新型コロナウイルス感染者は増え続けています。北海道や大阪などの観光地の感染者が増えているのは、あきらかに「GO TOトラベル」の影響ですね。ちょっと前まで空席が目立っていた飛行機も今では満席とか。これでは感染者はさらに拡大するでしょう。写真の清朝後期、竹製品の産地であった中国南部で作られた竹製の鐘馗像。鐘馗様は中国では厄除けの神様として人気があり、日本では端午の節句に飾ります。幕末、開国後に多くの外国人が来日した際、彼らがコレラ菌を持ち込んで騒ぎになったことが浮世絵に描かれています。その浮世絵には、なぜか虎がコレラ退治の吉祥として描かれています。コロナ騒動を見ていると、今も昔もあまり変わらない感じですね。本品をアップした理由は、もちろん新型コロナウイルス対策。昔はコレラ菌、今はコロナ菌。目に見えない敵と戦うのは、まず気持ちが大切なのではないでしょうか。ちなみに、酒好きの私は家族から外出禁止を言い渡されています。とほほ……。早くコロナ禍が収まって気持ちよくお酒が飲みたい。虎と言えばタイガース。私はカープファンですが、来年はタイガースを応援しようかな! 高さ 約32cm/横幅 約17cm 御売約、ありがとうございました |