blog 2017年4月 |
菖蒲図 五島耕畝
[2017/04/30]
| ||
5月が近づいてくると、藤と菖蒲、あやめの季節がやってきます。昔、茨木県笠間市にある笠間稲荷や亀戸天神に藤、潮来や堀切菖蒲園にあやめを見に行ったことがあります。最近は出不精な私は、自分が若い頃にはまだ遠くまで花を観に行く趣味があったのだと思い出し、苦笑しています。最近はいろいろな商品も宅配も届く時代になったので、買い物さえおっくうになってきた。宅配業者は人手不足で大変だとか。このようなシステムが人にとって良いのかどうか……。
本紙 縦横 約124cm×37cm |
扇面 金泥 月に桐、ほとほぎす
[2017/04/23]
| ||
4月中旬なのに、夏日があるような陽気です。今年は春を感じることなく、冬から初夏になったような感じがします。人間の体調は季節によって左右されるのですが、季節に変化がある過ぎると身体の方がついて行かないような気がします。エアコンなどの冷暖房で気温が調節できたとしても、何かが違う。やっぱり、人間は季節と共に生きる生物なのですね。
本紙 縦横 約25cm×55cm |
李朝 木工 文房具入れ
[2017/04/16]
| ||
桜の季節も終わり、小さな若葉が芽生えています。晴れの日は暖かいので、昼間は初夏のような陽気です。つい、この前まで寒かったのに、季節が巡るのは早いですね。日本には四季があるので、日本人は季節の移ろいに敏感。季節ごとに風景が変わり、観念より感覚で時間を感じるので、抽象的な感覚が乏しくなります。一方、朝鮮半島は自然や季節が日本よりも厳しいので、抽象感覚が進んでいるように感じます。 縦横 約32cm×19.5cm/高さ 約5cm 御売約、ありがとうございました |
田香焼 竹型 花入れ
[2017/04/09]
| ||
桜の季節も終わり、小さな若葉が芽生えています。晴れの日は暖かいので、昼間は初夏のような陽気です。つい、この前まで寒かったのに、季節が巡るのは早いですね。日本には四季があり、日本人は季節の移ろいに敏感。季節ごとに風景が変わるので、観念より感覚で時間を感じので、抽象的な感覚が乏しくなります。一方、朝鮮半島は自然や季節が日本よりも厳しいので、抽象感覚が進んでいるように感じます。写真は李朝時代後期の硯などを置く文房具入れ。骨董趣味のない人から見れば、ただの木の箱ですが、骨董屋からすれば、列記としたアート作品。このような日常の道具の中にも民族の美を見出すことができます。日本でいうと明治時代に作られた文房具入れですが、20世紀初頭に出現する構成主義の到来を予見さます。日本にも格子、市松模様など幾何学的な模様がありますが、意匠でアートにはなりません。なぜか、存在感が薄い。李朝のこのような作品を見ていると、モンドリアンのような存在感のあるモダニズムを感じます。呉須染付のタッチがピカソのタッチに似ていたり、文房具入れはモンドリアンの構成作品に似てたり、骨董品に関わっていると時代を超えた、共通の美意識に出合い、価格の高低に関わらず美意識を入手することができます。だから、骨董品は面白いですね。ちなみに、この木の文房具入れ、自分自身では相当、気に入っています。 高さ 約21cm/口径 約6.6cm 御売約、ありがとうございました |
第37回・骨董講座が終了しました
[2017/04/01]
| ||
1年半に渡って続けてきた骨董と歴史講座「日本の文化と古美術」が今回で終了しました。 骨董講座の内容はこちらからこちらから 骨董講座に興味のある方はこちらから |