blog 2016年2月 |
ニューギニア 木彫 幾何学模様 手付き桶
[2016/02/28]
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一昨年から大量にアフリカや東南アジアの民族美術品が骨董市場に出回るようになりました。
「どこかの美術館でもつぶれて、作品が流出しているのかな?」と呑気に考えていたのですが、先日、西荻にある居酒屋に行って女主人と話していると、
「もしかして、大量の民芸品は西江雅之さんのコレクションだったのかも?」と、一瞬、憶測しました。 高さ 約15.5cm/横幅 約13cm 御売約、ありがとうございました |
伊万里焼 染付 やなぎ文 そば猪口
[2016/02/21]
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最近、ヤフオクを見ていると以前よりも景徳鎮辺りで作られている中国製の伊万里焼写しの出品数が減ったような気がします。 昨年まで、新品の伊万里写し作品が中国バブルやアベノミクスの好景気に支えられ、真贋に疎いコレクターたちは大量に購買されていました。 それが最近、不況の影が忍び寄っているせいか、消えつつあります。作っても採算が合わないのかな? 中国製伊万里写しの作品が流通するのを見ていると、「日本人は古美術品のオリジナリティーよりもブランド性や見栄えの奇抜さが好きで、古くなくても雑貨感覚で品物を選べば良いのだ」と古美術品の存在価値が何なのかを考えさされた時期がありました。 しかし、今回、出品した染付の美しい伊万里焼そば猪口などに出会うと、「本物の存在感や空気感は新品とは違う。オリジナルは良いな」と伊万里焼の良さを再認識しました。 歳をとったせいか、ペラペラで存在感のない古美術品の写しをいろいろな場所で見ていると苦痛が増して疲れてきます。 やっぱり、人も個性のある人が面白いし、古美術品もオリジナリティーのある物が良い。「類は友を呼ぶ」ように、相性の良い古美術品や人と出会いたいものです。 口径 約7.2cm/高さ 約5.8cm 御売約、ありがとうございました |
高取焼 藁灰釉 三耳壺
[2016/02/14]
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2月に入り、本格的な受験シーズンが始まりました。中学受験は数日で終わりますが、大学受験は1カ月の長期戦、受験生は一生懸命がんばっていることだと思います。 高さ 約16.3cm/胴径 約17.5cm 御売約、ありがとうございました |
呉須 染付 花鳥文皿 (明時代後期 17世紀)
[2016/02/07]
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太陽暦のお正月は1月前に終わりましたが、太陰暦を採用した旧正月は2月8日(月)が初日です。古代においてはエジプト以外、メソポタミア、インド、中国は太陰暦を使っています。世界の主流は近代になるまで太陰暦だった。写真は現在の福建省で作られた呉須染付鳳凰文皿。この作品が作られていた時期、日本も太陰暦を採用していました。
ところで、我が家の子供たちは香菜が入ったタイ料理が好き。私は苦手ですが、若者にはエスニック料理に苦手意識はないようです。
ある日、呉須にタイ風の生春巻きを盛って出したことがあります。「エスニック料理店の料理よりも美味しそうに見える」というのが子供たちの感想でした。
やっぱり、古美術品に料理を盛ると映える。古美術品に興味のない子供でも古美術品は感性にうったえてくるようです。 口径 約26.3cm/高さ 約4.2cm 御売約、ありがとうございました |
第25回・骨董講座「古代・中世と古美術シリーズD白鳳時代の文化と美術」が終了しました
[2016/02/06]
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