blog 2014年8月 |
ゴジラ
[2014/08/25]
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昨日、ハリウッド版「ゴジラ」を見ました。CGをふんだんに使った映像には実写では表現できない迫力があり、物語を含めて良い作品に仕上がっていたようです。全世界の興行収入は500億円だとか。ゴジラファンとしては世界中の映画ファンがゴジラを認知したことをうれしい。
私が最初に「モスラ対ゴジラ」を見たのは今から51年前、日本が翌年のオリンピックを控えて好景気に沸いていた時期です。広島駅前の市場や映画館はたくさんの人でごったがえし、物がなくても活気のある時代でした。
今夏、故郷に帰省して、実家の前にあった市場を久しぶりに散策すると……。 数年後、新しく出来上がった町に立った時、どのように感じるかが楽しみでもあります。 |
線のデザイン
[2014/08/18]
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李禹煥 線より(1977年 国立近代美術館) 大学時代、私は李禹煥先生にさまざまなことを教えてもらいました。 人生において、心から先生と呼べることのできる人と青春時代に出会えたことは幸せだったと感じています。 現在、李禹煥先生はフランスのベルサイユ宮殿で個展を開かれていていますが、これからも活躍されることは間違いないでしょう。 最近、瀬戸の麦わら文茶碗を入手して、ふっと李禹煥先生の「先から」を思い出しました。 大家の作品を雑器と結び付けて連想するなど、李ファンからみれば不遜に感じられるでしょうが、私はふっと「良い絵はデザイン的だ」と言われていた先生の言葉を思い出しました。 茶碗を見ているとモダンなデザインを作品化した江戸時代の陶工の感覚の良さを感じることができます。 麦わら手は現代美術のデザインとしても通用するのでしょう。 高尚な芸術に芭蕉のいう「軽み」を重ね合わせると優れた民芸品ができるようです。 古美術だけではなく現代美術の概念を重ね合わせると、骨董品の面白さも増します。 美意識の高い茶碗を気軽に使うことができるのが骨董の楽しみ。日本人で良かったですね。 ※ 李禹煥の作品に興味のある方は岡山県・直島にある李禹煥美術館に行かれることをお勧めします。 口径 約10.5cm/蓋込の高さ 約7.8cm 御売約、ありがとうございました |
台北 国立故宮博物院 −神品至芸−
[2014/08/13]
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東京国立博物館 平成館 特別展示室
左写真:『赤壁図巻』武元直 筆 金時代・12世紀
現在、東京国立博物館で「台北 国立故宮博物院 神品至芸(〜9月15日)」が開かれています。それに先週、行ってまいりました。 |
暑中お見舞い申しあげます。
[2014/08/04]
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夏の食器といえばガラス器です。写真は「2013年7月のブログ」に使用したガラス器の写真です。ガラスの涼感をお楽しみください。 右の写真は「通信販売」に掲載している「ノリタケ バスケット手付皿」にスモモとブドウをのせたものです。 日本のスモモとブドウの産地は山梨県。日本のブドウ栽培は鎌倉時代、甲斐国勝沼(山梨県甲州市)で始められ、 江戸時代、甲州名産となり、松尾芭蕉も「勝沼や馬子も葡萄も食いながら」と詠んでいます。 横幅 約25.5cm/高さ 約8cm/奥行 約17.8cm 御売約、ありがとうございました |