猛暑だった夏も終わり、秋めいてきました。自民党の体制も変わり、季節と共に社会も変わっていくようです。日本には昔から月を表わす名前があります。10月は「神無月」ですが、出雲地方だけは「神在月」と呼びます。大和は陽、出雲は陰の神が司る場所なので、太陽に陰りが見える10月に日本全国の神が出雲に集まるとされたようです。
写真は志田窯の大国ねずみ。大黒天はインドのシバ神が日本に輸入されて出雲神になった神です。シバ神は破壊と再生を司る神なので、10月に世界を破壊する役割を担っています。ちなみに大黒様には俵、大根、ねずみが付き物。大根を食う鼠(だいこ(ん)くうねずみ)が大国鼠になったと言われています。言葉遊びを応用した説ですが、実際には大黒天の起源であるシバ神はシバリンガ(男根)の神なので、ねずみは精子、二股大根は女性を表しています。江戸時代、各地の村や町には男性器を模った石棒が祀ってありました。幕末期に日本に来た外国人の目には、若い女性がそれを楽しそうに触っていることが奇妙に見えたと記録しています。最近、日本で少子化が進んでいるのは、大根ねずみなど見向きもしなくなったからでしょうか。東京都では若者を結婚させるためにマッチングシステムの導入を始めたとか。時代が変わると国の文化、風習も変わっていくようです。
口径 約16cm/高さ 約2.3cm
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