このページは2018年6月2日(土)に行われた骨董講座を再現したものです。 |
第49回 古美術と社会学シリーズ⑨ 「古美術商のワークショップ、西荻の変容」
(1) 「骨董講座」を始めた理由 |
今日は西荻で行われているワークショップの話です。私が「骨董講座」を始めたのは今から5年前、2013年。年月が流れるのは早く、最初は3年で辞めようと思っていたのですが、お客様からのご要望もあり5年間、続けています。ありがたいですね。 |
(2) 西荻の変容
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私が「骨董講座」を始めた頃、西荻には新しいタイプの雑貨屋さん、カフェ・ギャラリーがたくさん登場しました。逆に昭和レトロの店がなくなり、現代物を扱う雑貨屋さんが増えた。セレクト・ショップという言葉が流行したのも、その頃です。 |
(3) 西荻のワークショップの実体
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西荻で開催されているワークショップは様々です。仙遊洞などで行われているトークショーは本屋、レストラン、雑貨屋さんで開催されています。また、クラフト系の雑貨屋さんでは小物つくり、花屋さんではフラワーアレンジメントなどが行われています。2013年頃から西荻にはカフェ・ギャラリーが増えたのですが、カフェに行くと作品を眺めながらゆっくりとティータイムを楽しむことができます。また、現在は西荻文化の象徴の一角を担っている「ほびっと村」などでは太極拳、ヨガなどの教室が開かれています。 |
(4) これからのワークショップ
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フェイスブックやインスタグラムが普及すると、自分のコレクションをSNSにアップする人が増えました。ネットの普及で古美術品、アンティークに接する機会も拡大し、ヤフオクを見ればいつでも誰でも骨董品を購入することができます。だからといって、ヤフオクに出品されている商品が良質かどうかの話は別です。ネットには高額商品はアップされないし、商品は信用のおける店舗に行って実際に見てから購入する人も多いようです。 |