朱漆 金蒔絵 秋の七草文 椀5客(明治時代 19世紀後半)

商品番号 0958
ご売約、ありがとうございました

口径 約12.8cm/椀のみの高さ 約5.7cm/蓋込みの高さ 約9cm

大きなイタミはありませんが、1客上下に木目の筋の一部が目立つもの、全体的に写真に写らない小さな使用傷、若干のゆがみがあります。状態は総じて良好です。写真でご確認ください。

日本にはお祝い事に使用する朱漆と法事などに使用する黒漆作品があります。 本品はハレの席で使用された朱漆碗。秋の七草は、花柄の中でも人気がある図柄。 山上 憶良が万葉集に詠んだ「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花」に由来します。 朝貌の花を季節的に桔梗とするのが定説ですが、本品では欲張って桔梗も朝顔も両方描かれています。 朝顔を中心にかわいらしく多彩な花が描かれ、晩夏から初秋にかけて使用されたのでしょう。 これからの季節にぴったり、吸い物椀より少し大振りですので、料理を盛る器としてもお楽しみください。













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