扇面 金泥 月に桐、ホトトギス 額 (明治時代 19世紀後半) 商品番号 0889 本紙 縦横 約25cm×55cm 紙本肉筆。額の前面ガラス。映り込みを避け、撮影時はガラスを外しています。経年の汚れ、オレ、スレ、シワがあります。状態は写真でご確認ください。 ホトトギスは5月頃に渡来し、田植えの季節から秋にかけて日本で活動する渡り鳥で、5〜6月に開化期を迎える桐と共に昔から画題として描かれていました。本品は藤原実定の詠んだ「ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有り明けの月ぞ残れる」を題材にして描かれた金泥の扇面。はっきりと見えないのですが、扇面の右上に月が、その下に暗闇の中を飛ぶほととぎすが描かれています。瞬間を絵に凝縮したような、初夏を感じさせてくれる作品。これからの季節にぴったりなので、壁にかけて季節感をお楽しみください。 | ||
|