木彫 役の行者像 (江戸時代後期 19世紀前半)

商品番号 0810
ご売約、ありがとうございました

高さ 約16cm/横幅 約10.5cm/奥行 約5.5cm

両手が欠損し、経年の汚れがついています。状態は写真でご確認ください。状態は写真でご確認ください。

役の行者(役小角)は7世紀前半、平城京周辺に修験道を始めた行者です。 770年、光仁天皇によって修験道が解禁されると若き日の最澄や空海たちは修行に励みます。 その後、真言宗、天台宗が起こると修験道は修行の一環として本格的に行われるようになりました。 本品は江戸時代後期、修験道の祖である役行者を祠に祀るために作られた木彫像だと考えられます。 役の行者の表情は異様なものが多いのですが、本品は当時の修験者の恰好を基にして造形されています。 手慣れた感じがあるので、仏師が作ったものだと思われます。珍品です。








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