木彫 大黒面 (江戸時代前期 1700年前後)

商品番号 0809
ご売約、ありがとうございました

縦長さ 約19.5cm/横幅 約14cm/高さ 約6.5cm

経年の傷みがあり、表面の絵具がハゲています。状態は写真でご確認ください。

能楽・三番叟の中に黒い面をつけた翁が登場します。その起源はローマのミトラス神、インドの大黒天(マハー・カーラ)にあります。 ミトラス神は日本に入るとマタラ神に、マハーカーラ(大黒天)は大国主命と合体して和神となります。 古来、大黒天は日本では破壊の神シバ神、冬至の神と考えられていました。本品は江戸時代前期、田楽様式が確立された頃のお面。 北前船の開発で出雲の大黒様は全国的な神となった頃に作られたものだと推測できます。 大黒天は豊饒の神様、農民たちはお祭りで豊穣を祈って芸能を行ったのでしょう。










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