輸出伊万里 色絵 花文 沈香壺 (江戸時代 元禄期)

商品番号 0783
ご売約、ありがとうございました

高さ 約33.8cm/胴径 約29.5cm/口径 約15.5cm/高台径 約16.5cm

ワレ、カケはありませんが、全体的に甘手、経年のシミがあります。状態は写真でご確認ください。

伊万里焼はヨーロッパやイスラムの王侯貴族の需要に応じ、1659年から1757年まで約100年の間、輸出されました。当時、磁器製品を製造することができなかったヨーロッパでは、豊かさの象徴として「磁器の間」を作ることが流行ります。 オランダに始まる「磁器の間」の流行はドイツ、フランス、スペイン、イギリスへと広がり膨大な量の伊万里焼がヨーロッパに輸入されました。 本品はヨーロッパの室内装飾を目的として作られた大壺。東洋的な牡丹、梅、紫陽花の花を白抜きの窓絵の中に描き、余白を様々な趣向で凝らした唐草模様で埋め尽くしています。 カンニュウが入り、状態はけして良いとは言えませんが、細部にまで気を配ったこの壷の絵付けの完成度の高さは、今まで扱った沈香壺の中でも目を見張る物があります。 クリスマスやお正月に飾ってお楽しみください。






参考写真
ドイツ・ベルリン シャルロッテンブルク宮殿「磁器の間」

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