萩焼 大文字 茶碗 (江戸時代後期 19世紀中頃)

商品番号 0692
ご売約、ありがとうございました

口径 約14.3cm/高さ 約5.5cm/高台径 約5cm
箱付

経年の使用による汚れ、口辺に2センチ程度のホツ直し、箱に欠損部分があります、状態は写真でご確認ください。

慶長9年(1604年)、毛利輝元の命によって開窯した萩焼は、「一楽二萩三唐津」と呼ばれるほど茶人好みの器を製作してきました。 坂家の3代までを「古萩」と呼び、それ以降、いくつかの流派を生み出し現在に至っています。
本品は幕末期、京都の風物詩「大文字焼」に合わせて作られた茶椀でしょう。私は本品を、美濃焼だと考えていますが、箱に「古萩」と記されているので、そのまま出品しました。いずれにせよ、民芸調の作風は、瀬戸焼や美濃焼の行燈皿などに見られる素朴な味わいがあります。これが美濃焼だったら、珍品の部類に入ります。 「大」は五芒星を表す魔よけの文字。今年の夏は暑くなりそうですので、暑気払いにご使用ください。







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