中野焼 染付 山水文 平茶碗
(江戸時代中期 18世紀前半)

商品番号 3140
送料込み 30,000円

口径 約14.6cm/高さ 約5cm/高台径 約4.8cm
保存箱付き

経年の汚れが付着し、口辺に約1cmと2cmの直し、複数のニュウ、内側の側面約1/3に裏に通っていないカンニュウがあります。状態は写真でご確認ください。

中野焼は、現在の平戸市山中町紙漉に17世紀初頭に開かれた窯です。初期は熊川風に茶碗を製作していましたが、江戸時代中期になると鉄分の強い土に灰釉薬を掛けたひび焼の染付作品を作るようになりました。本品は18世紀前半に製作された染付の山水文平茶碗。灰色の見込みの上に御本模様が出て、その上に初期伊万里風の絵付けがされています。李朝のような雰囲気があるので、箱には「高麗焼」と書かれています。中野焼の茶碗の残存数は少ないので貴重品。味わい深い秀作です。



















参考写真
「平凡社 日本やきもの集成11 九州T」


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