林重義 「庭園図」 油絵 板絵 20号
(昭和時代前半 20世紀中頃)

商品番号 2819
送料込み 25,000円

ピクチャーサイズ 縦横 約59cm×71cm
額サイズ 縦横 約81cm×93cm

板に油彩。木製額、ガラス無し。板絵下部に絵具の剥落が数か所と額縁に経年の傷みがあります。状態は写真でご確認ください。

サインも書付もないので確証はありませんが、前所有者の話と作風から林重義作の作品として出品いたします。林重義(1896年〜1944年、兵庫県生まれ)は戦前日本の洋画家、版画家です。はじめは日本画家を志しますが途中で油絵に転向、1923年頃から二科会、独立美術協会に作品を発表、1928年から数年間ヨーロッパに滞在、帰国後は国画会会員として活躍しました。本品は1930年代に描かれた庭園図。風景を見ると1938年に一般開放された六義園(東京都文京区)のような気もします。滞欧経験のある作家が制作した作品だけあって、板に絵の具がしっかりと固定されています。写実主義の中に日本的な味を出す事に努めた林らしい作品です。本作を飾ると庭園を眺めている気分が味わえるでしょう。

参考写真
「佐渡海岸」 大阪画廊1935年取り扱い

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