備前焼 げんこつ徳利
(明治時代 19世紀後半) 商品番号 2060 高さ 約12cm/胴径 約6.5cm 経年の汚れがありますが、割れ、欠けなく良い状態です。状態は写真でご確認ください。 可塑性の強い土を使用する備前焼は、桃山時代から意匠性の強い、造形的な茶陶を作りました。備前焼は茶陶を作ったので、六古窯の中では一段格上に見られるようになります。備前焼では元禄時代頃から「献上備前」を製作するのですが、一方で、このような茶陶も製作しています。本品は歪みを強調した日本酒用の徳利。手の動きを感じることのできる作品で、持つと手に馴染みます。下部が面取りになっており、凝った造りになっています。彫刻家が作ったようなアート感のある作品です。どちらかというと秋冬用の酒器でしょうか。容量は150t入りますので、ちょっとした晩酌にはもってこい。座辺の酒器として。お楽しみください。 | ||
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