山田敬中 観瀑図
(大正時代 20世紀前半)

商品番号 2055
ご売約、ありがとうございました

本紙サイズ 縦横 約128cm×42cm
軸サイズ 横約210cm×55cm
共箱付

絹本肉筆。経年の汚れや染みがあります。状態は写真でご確認ください。

山田敬中(山田年忠、1868年〜1934年、江戸生)は明治、大正時代に活躍した日本画家です。月岡芳年、川端玉章の門人で、最初は浮世絵師でしたが、明治24年(1891年)、川端玉章に師事、円山派で写実主義風の作品を描くようになり、大正13年(1924年)に帝展委員となりました。川端画学校では教授として後進の育成に尽力しています。本品は敬中が玉章に弟子入りした後に描かれた観瀑図。様々な展覧会で多くの受賞歴がある敬中だけあって、確かな筆使いで新緑の風景を爽やかに描いています。二重箱に入っていることから、当時、敬中が人気のある画家だったことが推測できます。これからの季節にぴったりの作品です。


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