小石原焼 流掛釉 三耳壺
(明治時代 19世紀後半)

商品番号 1969
ご売約、ありがとうございました

高さ 約25cm/胴径 約19.5cm
口径 約10.5cm/高台径 約12cm

経年の汚れがつき、口辺に2mmのノミホツが2ヵ所、耳の一部に小さな欠けがありますが鑑賞の妨げにはなりません。水は漏れません。状態は写真でご確認ください。

小石原焼は1682年、黒田藩主が伊万里から陶工を招いて福岡県朝倉郡で作らせた焼物です。刷毛目、飛び鉋、櫛描きなど、様々な技法を使って茶陶の他、生活雑器を生産しています。 戦前、小石原焼のデザインに注目したバーナード・リーチは「用の美の極致」と絶賛しています。本品は三耳壺に打掛の釉薬がかかった壺。流釉の景色が巧みで、アメリカのアンフォルメル絵画を立体にしたような美があり、このような美意識が民芸運動家たちの心を捉えたのでしょう。鑑賞に堪えうる美しい民芸品です。















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