南蛮 水注
(べトナム 19世紀前半) 商品番号 1955 高さ 約20cm/胴径 約15.8cm 口辺に使用傷があり、発掘品なので水をつけると発掘臭がします。素焼きのため水を入れると全体的にジワリと色が変色し、水が漏れます。状態は写真でご確認ください。 胴部に口部をつけた徳利は、元禄時代の輸出用ケンディなどに見ることができます。18〜19世紀に、この形は東南アジアを中心に暑い地方で流行していたようです。九州では、この手の徳利を「うんすけ」や「からから」と呼んでいます。本品はベトナム周辺で作られたケンディ。九州のうんすけと同じく、ベトナムの米焼酎、水入れなどに使用する徳利でしょう。エキゾチックな東南アジアの民芸品の面白さを感じさせてくれる作品です。インテリアとしてお楽しみください。 | ||
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