木彫 薬師如来像
(江戸時代後期 19世紀中頃)

商品番号 1897
ご売約、ありがとうございました

高さ 約27cm/横幅 約8cm/奥行 約5cm

経年の傷みや汚れがあり、右手や台座、つま先が後補になります。状態は写真でご確認ください。

薬師如来は大乗仏教における如来の一つで、左手に薬壺、または丸薬の入った鉢を持っています。日本には7世紀に伝播し、以後、寿命を延べ病気を治す医薬の仏として現世利益の信仰を集めました。本品は江戸時代後期に作られた立ち姿の薬師如来像。阿弥陀如来や釈迦如来に比べて、薬師如来像は数が少ないので珍品です。幕末の混乱期、人々の健康を願って作られたのでしょう。静かなたたずまい、美しい表情をしています。コロナ禍の折、見ていると心が落ち着く如来像です。















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