木彫 不動明王
(江戸時代後期 19世紀前半)

商品番号 1858
ご売約、ありがとうございました

高さ 約23.5cm/横幅 約14cm/奥行 約4.5cm

全体的に虫食いの跡があり、経年の汚れや傷みがあります。状態は写真でご確認ください。

不動明王は大日如来の化身で、五大明王の中心となる明王です。真言宗、天台宗、禅宗などの修験道で信仰されていますが、本品は香川県に保管されていたので、真言宗系の明王であることがわかります。菊と宝珠が彫ってあるので、神道と真言宗が融合した地域にあったと考えられます。神道が盛んになるのは18世紀後半、その頃、四国八十は個所を回った修験者が彫って寺院に奉納した作品かもしれません。この時代の恵比寿大黒は多数、残っていますが、不動明王の民間仏はほとんど残っていません。お遍路さんの資料としても貴重品です。













上へ戻る     閉じる