桓武天皇像 版画着彩
(江戸時代後期 19世紀前半)

商品番号 1856
ご売約、ありがとうございました

本紙サイズ 縦横 約60cm×29.5cm
額サイズ 縦横 約78cm×35.5cm

紙本版画に着彩。全面ガラス、木製額。経年の傷み、虫食いによる穴、折れがあります。状態は写真でご確認ください。

江戸時代後期、京都周辺で版画の上に着彩して描かれた桓武天皇像です。18世紀後半から日本全国で尊王思想が流行し、本作のような肖像画が神像として流通しました。冠に3つの銅鏡が描かれているので、神社が配布したことがわかります。京都の代表的な神社である加茂神社辺りで制作されたのでしょう。古代の天皇の肖像画はあまり残っていません。日本の宗教史を考察する上でも貴重な資料です。


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