李朝 天目釉 陽刻花文 取手付 灯火器
(李朝時代後期 19世紀後半)

商品番号 1818
ご売約、ありがとうございました

高さ 約15.5cm/高台径 約6.3cm

口辺に2.5cm、高台に約2cm、蓋に約3cmの直しがあります。状態は写真でご確認ください。

宋の天目釉を思わせる釉薬がかかった灯火器です。鉄分が多かったので、飴釉ではなく黒色の天目釉になったと考えられます。面取り壺などはほとんどが飴釉ですが、時々、釉薬が窯で窯変して天目釉風の仕上がることがあります。大きさから卓上用の灯火器でしょう。上部に陽刻で花文の入っており、珍品と言える希少な作品です。生活雑器は無用になると廃棄されることが多いのですが、本品は蔵などに保管され、残っていたのでしょう。ちょっと首が傾いているのが李朝の作品らしくて愛嬌があります。一輪挿しとして使用すると、かわいらしさも倍増しそうです。
















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