益子焼 片口
(明治時代 19世紀後半)

商品番号 1790
ご売約、ありがとうございました

口径 約21.5cm/高さ 約11cm
横幅 約24cm/高台径 約11cm

窯傷や釉ハゲ、経年の汚れがありますが、完品です。状態は写真でご確認ください。

益子焼は江戸時代末期の嘉永年間、笠間藩(茨城県笠間市)で大塚啓三郎が始めた焼物です。明治時代に入ると甕、火鉢、壷、皿などの生活雑器を作っていましたが、1927年、浜田庄司が花器・茶器などの民芸品を製作し、名声を博しました。本品は浜田以前に益子で作られた灰釉の片口。民芸風ではなく、本当に庶民が使っていた日常品です。本品の見所は釉掛け。熟練した陶工が作ったのか、釉薬の掛け具合が景色になっています。このような釉掛けは熟練した陶工にしかできません。さり気ないグッドデザインで、シャビ―な感じがあります。なかなか出会うことのない一品です。料理の盛り鉢としてお楽しみください。














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