亀山焼 熱帯魚文 杯洗
(江戸時代後期 19世紀前半)

商品番号 1718
ご売約、ありがとうございました

口径 約27.5cm/高さ 約19.8cm/高台径 約15cm

完品です。状態は写真でご確認ください。

亀山焼は長崎奉行の支援で1804年、長崎に開かれた窯で、中国文化の影響を受けて異国情緒のある作品を多数、作っています。陶土は天草土、呉須は奉行所の援助もあり、唐船舶載の最高のものを使用していました。本品は見込みに南海の熱帯魚を描いたエキゾチックな大型の杯洗。これまで見た杯洗の中で1番大きな作品です。迫力がある存在感です。高台には各藩の藩旗のようなデザインが施されています。長崎周辺の料亭で使用されていた、当時の高級品でしょう。南蛮貿易をしていた長崎ならではの面白い作品。余談ですが、坂本竜馬の「亀山社中」は慶応元年(1865年)亀山焼の廃窯後、跡地の家屋を借り受け、興した会社でした。











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