伊万里焼 花筏図 七寸皿
(江戸時代中期 1700年前後)

商品番号 1701
ご売約、ありがとうございました

口径 約21cm/高さ 約2.8cm/高台径 約14cm

完品ですが、高台にへたりを防ぐために使用した支焼具のハリ目が溶着しています。使用の妨げにはなりません。状態は写真でご確認ください。

元禄時代、ヨーロッパの輸出用に作品を作っていた有田では、輸出が伸び悩むようになると国内向けの食器を作るようになります。 本品は18世紀初頭、国内用に作られた上手な染付七寸皿。桜と筏を巧みに組み合わせたデザインは源流をたどると室町時代までさかのぼり、和風の美を感じさせます。 使用されている呉須の発色によって様式を区別できるのが伊万里焼の面白さ。 この作品の様式には享保時代直前、まだ元禄時代の雰囲気が残っています。食卓で江戸中期の美意識をお楽しみください。








高台寺蒔絵に見る「花筏図」


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