伊万里焼 染付赤絵 竹にリス文 八寸皿
(江戸時代後期 19世紀前半)

商品番号 1676
ご売約、ありがとうございました

口径 約24.5cm/高さ 約4.3cm/高台径 約14cm

金彩にスレがありますが、完品です。状態は写真でご確認ください。

リス(栗鼠)は昔から中国で豊穣をもたらす動物と考えられています。一般的にリスは、唐時代の海獣葡萄鏡のようにブドウと一緒に描かれることが多いのですが、たまに竹と一緒に描かれることがあります。 栗鼠は「律す」に通じるので武士が好んでいました。本品は竹とリス、三日月を合わせてデザインされた伊万里の皿。参考写真のように、江戸時代にはこの題材が描かれていたようです。 三日月は山中鹿之助の印なので、縁のある鴻池家や竹鶴家などで使用された器かもしれません。七夕の食器として使用するとともに、デザインの歴史を調べると面白いと思います。








参考写真
金毘羅美術館蔵 絹本墨画「葡萄栗鼠図」 森寛斎(部分)


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