壺屋焼 しのぎ 鉄釉 からから (江戸後期 19世紀中頃) 商品番号 1639 高さ 約11cm/胴径 約11.5cm 注ぎ口と首部の大部分が欠損しており、共直しが施され、底部に約1cmの窯傷の直しがあります。状態は写真でご確認ください。 沖縄の焼物は1616年、朝鮮人陶工が渡来した時に始まり、薩摩焼などの影響を受け、独自の発展を遂げます。 本品は幕末頃、作られたからから。沖縄の焼き物は戦災で破壊され、残存数が少なくなっています。しのぎ文のからからとなれば、ほとんど類例のない珍品。 前所有者は欠けがあっても貴重だと判断して丁寧に直したのでしょう。泡盛を入れて使用すると気分は琉球です。 | ||
窯傷ですが、底部にクッツキがあり、その横にクッツキの元のえぐれた部分に共直しがあります 参考写真「小さな蕾 No.541 沖縄の焼物」
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