源内焼 黄釉 唐草籠目文5寸皿
(江戸時代後期 18世紀後半)

商品番号 1587
ご売約、ありがとうございました

口径 約15.5cm/高さ 約2.4cm/高台径 約12cm

窯傷や経年の汚れがありますが、完品です。状態は写真でご確認ください。

源内焼は、四国の高松藩で平賀源内によって18世紀後半に始められた交趾焼に似た焼物です。高松藩主は水戸徳川家の流れの譜代の名門、源内に企画させて御用窯の作品を製作させました。 本品は唐草と籠目文を組み合わせ、13世紀フィレンツェのフィオリーノ金貨をデザインした五寸皿。黄釉だけで製作されてることから金貨を表現していることが分かります。享保の改革でオランダの洋書が解禁されたので、このようなデザインが可能だったのでしょう。 私財を投じて洋書を買い集めた源内ならではのデザインです。 御用窯である源内焼の作品はほとんどは大名家や幕府高官などに収蔵されたため、近年まで世に出ることはありませんでした。日本の焼物の中でも個性的な焼物です。 南蛮人コレクターの方にもお勧めです。

参考写真
13世紀にフィレンツェで鋳造されたフィオリーノ金貨









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