難波焼 手付き鉢(江戸時代後期 19世紀中頃)

商品番号 1568
ご売約、ありがとうございました

口径 約32cm×22.5cm/高さ 約19cm
共箱付

ワレ、カケはありませんが、皿面にくっつきの窯傷があり、口辺に薄く水垢がついています。全体的には良い状態です。状態は写真をご確認ください。

箱書きの「浪花焼」は、難波焼の当て字だと考えられます。難波焼は江戸時代前期、現大阪市南区松原町・瓦屋町に開かれた高原焼の影響を受けて、1678年に高津周辺に開かれた窯です。 高原焼同様、難波焼の詳細は不明な点が多いのですが、茶陶を中心に作品を作っていたようです。また、近世に難波今宮後に窯を移したという言い伝えがあります。 本品は「難波」の印がないので、近世、今宮で作られた作品だと考えられます。渋い茶色の手付き鉢で、最初から茶陶として作られたのでしょう。懐石の器や菓子器としてお楽しみください。












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