李朝 染付 笹文 徳利 (李朝時代後期 19世紀後半) 商品番号 1540 高さ 約27cm/胴径 約16cm 首部にカンニュウ、シミ、経年のヨゴレがあり、中を匂うと油の臭いがします。油徳利として使用されていたのでしょう。状態は写真でご確認ください。 幕末から明治にかけて日本各地で生産された染付笹文徳利の写しです。九州の小峰焼や山形の平清水焼辺りで作られた徳利が李朝に輸出され、それを見た陶工が真似して作ったと考えられます。李朝の陶工は気分次第で作品を制作します。本品も陶工が個人的に規格外の作品として作られたのでしょう。長年、古美術商をしていますが、このような作品を見たのは初めてです。日韓の染付徳利を比較するうえでも貴重な資料となります。日本の笹文徳利と比較して、両国人の感性の違いを比較すると面白いでしょう。 | ||
絵付け比較 参考写真 |