輸出伊万里 色絵 あじさい文沈香壺
(江戸前期 元禄期 17世紀後半)

商品番号 1539
ご売約、ありがとうございました

蓋までの高さ 約42cm/壺の高さ 約27.5cm/胴径 約22.5cm
口径 約12.5cm/高台径 約11cm

全体的にカンニュウが入っていますが鑑賞の妨げにはなりません。蓋の獅子の根元に修復の跡、口辺に2cmのニュウがあります。状態は写真でご確認ください。

17世紀後半、有田ではオランダ東インド会社の注文を受け、輸出用の色絵の壺、皿、ポットなど、西洋の王侯貴族好みの作品を製作しました。当時、西洋では磁器の生産が行われていなかったので、これらの作品はヨーロッパでは高値で取引されていたようです。1980年代、元禄伊万里焼は日本の古美術商によって日本に逆輸入され「里帰り伊万里」として定着しました。本品は獅子の飾りが付いた共蓋が現存する沈香壺。この時代の作品は全体的に甘手でも正規の商品として輸出されました。里帰り品は大壺が多いので、手ごろなサイズの壺は希少です。元禄時代の華やかさをお楽しみください。



















貫入に紛れて、口辺に2cmのニュウがあります


獅子の根元を付け直した跡、丸く囲った部分に約1cmのソゲがあります


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