正晴筆 鼠と羽図(昭和時代初期 20世紀初頭)

商品番号 1534
ご売約、ありがとうございました

本紙サイズ 縦横 約126cm×63cm
表具サイズ 縦横 約34cm×42.5cm
共箱付き

絹本肉筆。経年のシミや汚れがありますが、比較的良い状態です。状態は写真でご確認ください。

「古事記」に、大国主神が須佐之男命からの難題を解決するために鼠の助けを借りた逸話があります。 大国主命は鼠の助言で火難から逃れ、須佐之男命に取ってくるように命じられた鳴鏑矢も鼠がくわえてもって来てくれました。 それ以来、鼠は大国主神(大黒さん)と縁のある存在になっています。本品は羽をかじる子鼠が描かれた掛軸。大国主神のもとへ届けられた鏑矢の矢羽根は子鼠達に食べられてなくなっていたとか。 お礼かお詫びか、慌てた母鼠が大国主神へ鏑矢を咥え駆けつける様子が目に浮かびます。 今年は子年。新年最初の子の日(1/10)や、旧正月(1/25)に掛けると福が来そうです。


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