八重山焼 灰釉 壺
(江戸時代後期 19世紀前半)

商品番号 1489
ご売約、ありがとうございました

高さ 約21cm/胴径 約23cm
口径 約14cm/高台径 約15cm

口辺から約5〜10cmのニュウの直しが3本、胴に窯傷と直し、内側に付着物があり、高台の中心が出ているので回転します。若干、油臭があり、水は漏れませんが、花を生ける際は落としの使用をお勧めします。

八重山焼は18世紀中頃、沖縄県の八重山諸島(現石垣島)で開かれた窯です。八重山には上地と下地の二つの島からなる新城島で製作されたパナリ焼が有名ですが、本品のような上焼では生活雑器も作っています。本品は備前焼に似た八重山焼の灰釉壺。備前焼に似ていますが、荒い赤土と小さな砂ハゼが混ざった独自の土を使用しており、土味から二つの窯の区別をつけることができます。本品は南蛮風の雰囲気を持った備前と言えるでしょう。鑑賞用、花器をしてお楽しみください。














上へ戻る     閉じる