瀬戸焼 飴釉兎の斑 二耳壺 (江戸時代中期 18世紀前半) 商品番号 1456 高さ 約13.3cm/胴径 約12cm 口辺と高台に多数のホツ、高台に長いニュウがありますが、修理済みのため水は漏れません。状態は写真でご確認ください。 瀬戸地方のどこの窯で製作されたのか詳細は不明ですが、飴釉の表面に兎の斑釉薬が出ているので、尾呂窯周辺で焼かれた作品かもしれません。尾呂焼は現在の瀬戸市下半田川町尾呂にあった窯で、禁制を犯して密造したいわゆる隠れ窯の一つであるといわれます。享保(1716-36)に開かれたとされていますが、はっきりした創業年代は不明です。本品は二耳を持つ壺。サイズからお歯黒壺に使われていたと推測できます。雑器というよりもきっちりと作った生活用品という感じがします。民芸風の味がありますが、後に作られた大量生産品とは一味違います。秋の野花が似合いそうな壺。高台にニュウが入っているので花器として使用するときは、落としを入れてご使用ください。 | ||
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