上野焼 緑釉 花入 (江戸時代後期 19世紀前半) 商品番号 1416 高さ 約36.5cm/胴径 約17.5cm 経年の汚れがつき、高台にかけ直し、ニュウ直し、上野焼の窯印が高台内にあります。直接、水を入れると漏れるので、花器として使用する場合には落としをご使用ください。状態は写真でご確認ください。 上野焼は17世紀初め、細川忠興の藩命によって開かれた窯です。細川家が肥後に転封した後、上野焼は皿山本窯を残し、小笠原藩の御用窯として活動を続けました。 本品は19世紀中頃に製作された緑釉をかけた大ぶりな花器。大きさから推測すると、大きな屋敷の床の間用に作られたと考えられます。底部に窯印があるので、陶芸家が御用窯で作った作品でしょう。 隆線な造形を持つモダンな作品です。 | ||
参考資料「光芸社 岡田宗叡著 古陶見どころ勘どころ」 |