板絵 鳥居のある野原 廣本森雄
(昭和時代前期 1943年)

商品番号 1411
ご売約、ありがとうございました

ピクチャーサイズ 縦横 約23cm×32cm
額サイズ 縦横 約43cm×52.5cm/奥行 約5cm

板に油彩。木製額。板絵の右端に約5.5cmの亀裂、額に直しがあります。状態は写真でご確認ください。

廣本森雄について詳細は不明ですが、梅崎春生「櫻島」昭和22年、南部きみ子「青い遠景」昭和35年、世界昔ばなし文庫の「金と銀のさいころ」、これらの挿絵を描いているので、昭和初期に装丁家としても活躍した画家だと考えられます。 本品は「18.12.2 森」のサインのある昭和18年に描かれた作品。枯野に鳥居、2人の人物が意味深に描かれています。太平洋戦争中、画家たちは何を考えながら作品を描いていたのか。ゴッホに影響を受けて描かれた歴史的な資料にもなる、荒涼感のある作品です。

参考写真
「櫻島」梅崎春生 装幀・廣本森雄 大地書房 昭22年

「青い遠景」南部きみ子 装幀・廣本森雄 東都書房 昭和35年

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